![](https://umaguitar.net/wp-content/uploads/2018/07/59eae8846f137b40e89a8b24c3fc5538-e1531487328980.jpg)
前回はドレミファソラシドを弾いてもらいました。
今回はロックの楽曲では必要不可欠なパワーコードを練習してみましょう!
【音源】
【ドラムオンリー】
【TAB】
「コード」と聞くと難しいとイメージが先行してしまいますが
TABを見て2つしか鳴らさないの?と驚くかと思います。
![](https://umaguitar.net/wp-content/uploads/2018/07/59e9c964372942a4a4419664166d495f.png)
このパワーコードはコードの主役となる音、その音をルート(R)と呼びます。
そのルートの音と5度の音を弾くコード。
押さえ方やコードによって変わってきますが、基本は鳴らしている1番太い弦がルートの音とお考えください。
コードの解釈などは今は覚えておかなくても問題ありません!
それではパワーコードのポイントを見ていきましょう!
ミュート
それではパワーコードのポイントを見ていきましょう。
![](https://umaguitar.net/wp-content/uploads/2018/07/ae45c866cb04807f177aeeada4dbed7e.png)
今回のTAB譜のパワーコードは弦を2本弾きますが、
「2本をピンポイントで弾く」のではなく、画像でしたら5弦3フレット、4弦5フレットを押さえ
他の6弦、3弦、2弦、1弦は音を鳴らさない(ミュート)で全て弾きます。
それではミュートの仕方を見ていきましょう。
上の画像のパワーコードの場合、特に重要となるのは人差し指です。
この人差し指で全ての弦のミュートを行います。
それではさらに詳しく見ていきましょう!
![](https://umaguitar.net/wp-content/uploads/2018/07/c95d1946638b2e70182d9d836e42be1a-e1531253593167.jpg)
5弦3フレットを押さえた人差し指はただ押さえているだけではなく、
人差し指の指先で6弦に軽く触れて音が鳴らないようにしています。
そして人差し指の腹で1〜3弦にも触れています。
小指の腹でも無理な体勢にならない程度で他弦に触れておきます。
もし余裕がありましたら押さえない指、つまり、中指、薬指も6弦に触れていてもかまいません。
エレキギターは弦の振動をピックアップで音に変えて鳴らす楽器で、
ミュートが甘いとそのノイズを拾ってしまうシビアな面があります。
例えば3弦5フレットを中指1本で軽く触れて音を鳴らしてもてください。
そうすると「ポーン」といったハーモニクス(倍音)がなりますね?
ですがそこに人差し指も同じ弦に触れて鳴らすとハーモニクスはなりません。
つまり、弦に対して2本以上指が触れているとノイズはならないのです。
ハーモニクスポイント以外では1本でも大丈夫ですが、
こういったハーモニクスポイントじゃなくても可能ならそういったことをしてあげると安心ですね。
5弦が解放のパワーコード
![](https://umaguitar.net/wp-content/uploads/2018/07/593c129cf625597b253abca7b0a17b8c.png)
先ほどは人差し指小指で弦を押さえてその押さえた指でミュートをしていました。
しかしこの画像、つまりは1小節目では人差し指が4弦にきて5弦は解放。
人差し指では6弦のミュートができません。
ではどうしたらいいの?となりますが、
人差し指の腹で1〜3弦をミュートしますが6弦は親指を使います。
![](https://umaguitar.net/wp-content/uploads/2018/07/ec317875ca339e421e290deed460af95-e1531278985400.jpg)
この画像のようにロックフォームの形で親指を6弦に軽く触れてあげます。
そうすることでミュートができるわけです。
人差し指と小指の理由
初心者用教則本だったり、パワーコードを人差し指、薬指で弾くパターンが多く見られます。
ではなぜここでは人差し指と小指を使うのか。
それは薬指を使う場合、押さえた弦が♯、つまり音程が上がってしまう可能性があり
ピッチがずれることを防ぐためです。
今回のTAB譜でも良いので人差し指、小指の所を人差し指、薬指でも弾いて見てください。
指の開き具合など楽なのは前者だと思います。
さらに立って弾いてみるとより前者の方が安定するのがお分かりになると思います。
ですので、今回のように2本弦のパワーコードのみが続く場合、は人差し指と小指で弾くパターンを推奨しています。
曲を練習してみよう!
単調なフレーズではなくやはり曲で練習してこそギターは楽しいものです!
なので早速曲にチャレンジしていきましょう!
やる曲はONE OK ROCKの「The Beginning」その一部分のサビを弾いて見ましょう!
【カラオケ音源】
【バッキング無カラオケ音源】
【TAB譜】
![](https://umaguitar.net/wp-content/uploads/2018/07/the-beginning12.png)
![](https://umaguitar.net/wp-content/uploads/2018/07/the-beginning22.png)
テンポとしては今までやってきたことよりは速いテンポとなりますが、
リズム、フレーズともにシンプルな内容になっています。
弾き方もダウン、アップを繰り返すだけとなります。
こういったバックでコードをなどを弾くことをバッキングともいい、
その反対として目立つフレーズをリードギター、リードフレーズと呼んだりします。
今回はそのバッキングギターを弾いて見ましょう!
そして今回は3本弦でのパワーコードになります。ですがパワーコードは最初に説明した
ルートの音と5度の音と説明しました。3本弦になってもこれは変わりません。
![](https://umaguitar.net/wp-content/uploads/2018/07/d143023c227802281e72a7d2fe14831a.png)
ただオクターブ上のルートを足しただけなのです。
TAB譜の16小節目だけ多少違いますが、ここもまた覚えておかなくても良いです。
ポイント
ではこの曲を弾く上でのポイントを説明していきましょう。
ミュートに関しては変わらず人差し指でのミュートを心がけましょう!
![](https://umaguitar.net/wp-content/uploads/2018/07/383dce4dcb777b0f236afba36e3939a0.png)
注目してほしいのは2小節目から3小節目で今までではない大きなフレット移動があります。
こういった弦の移動の際に、先の着地点をみておくことが重要になります。
1〜2小節目を弾いている段階ですでに3小説目の1フレット辺りを見ておくということです。
こうすることであわてることなく別のフレットに移動できるということですね!
※そして最後の16小説目が、もし難しくて弾けないということでしたら
6弦4フレットを人差し指、5弦7フレットを小指だけでもかまいません。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
パワーコード、シンプルな音ですがロックでは欠かせない存在です。
何度も言いますが、やはりミュートがとても大切です。
弾かない弦、ノイズをミュートすることはこれからギターを弾いていく上でとても重要です。
ですのでミュートの感覚を覚えて、考えなくても指が勝手に動くようになるよう意識して練習していきましょう!